Spring Summer 2016

with Chloë Sevigny

雑誌"The New Yorker"が「世界で最もクールな女の子」と称した女性。

1999年公開の”Boys Don't Cry”でヒロイン役を演じ、各界からその高い演技力を絶賛されてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた、クロエ・セヴィニー。モデルであり、「インディーズ映画会のミューズ」としても絶大な人気を誇り、また、エフォートレスかつ最高にクールな独自のスタイルで、ファッションシーンを牽引する存在として知られています。

幅広いテイストを上手にミックスしたスタイルやヴィンテージファッションへの熱い情熱は、アメリカの郊外、コネティカット州で過ごした幼少時代と父親からの影響と話す彼女は、常に「ベストドレッサー」のリストに名を連ね、独自のファッションセンスと個性の光る小物使いでスタイルアイコンの地位を確立しました。.

インタビューの裏側はこちら

JIMMY CHOOは、LAにインスパイアされた2016年春夏コレクションよりお気に入りのスタイルを身につけたクロエに、独占インタビューとフォトシューティングを行いました。



影響を受けたスタイル、時代、アイコンは?

コネティカット州の郊外で一緒に育った、周りの人々のスタイルを参考にしていたわ。学校のルールに逆らう生徒や、無骨なシューズと黒のモックタートルネックに身を包み、持ち場を主張するためVOLVOにはバンパーステッカーを貼り、オルタナティブミュージックに夢中になっていた女の子たち。彼女達こそが、私が仲良くしたかった存在よ。


今回のフォトシューティングで最もお気に入りのジミー チュウスタイルは?そして、どこへ履いていく?

アンクルストラップと甲の部分に赤いPVCが施された、ホワイトの”LUC”パンプスが一番好きだわ。セクシーなドレスはもちろん、デニムにも合わせられる。90年代によく履いていたホワイトのパンプスを思い出すの。何にでも合わせていたわ。ホワイトシューズは、私のファッションにおけるステートメント的存在よ。


ファッションに関する最初の記憶は?

父が靴を磨いている様子ね。毎晩欠かすことなく習慣にしていた靴磨きは、彼が海兵隊員だったことが由来しているの。夜パジャマを着て、研磨剤の匂いをかぎながら、父が大切にしていた品々を大事に扱っている様子を眺めていた。とても貴重なレッスンだったわ。


ジミー チュウは今年で20周年を迎え、アイコニックな瞬間を振り返っているの。あなたにとってこの20年間で最も印象に残っている瞬間は?

20年という年月から、一つの瞬間を選ぶことはとても難しいわね。さまざまな記憶が頭の中で渦巻いている。でも一番大切にしている思い出は、毎週日曜日に通っていたクラブで友達と踊っていたことかしら。そこは、まるで私達のリビングルームのようだった。音楽に身を任せながら、泣いて笑って、自由奔放に振る舞うことのできる唯一の安全な場所。



このシューティングはロードトリップにインスパイアされているけれども、あなたにとって忘れられないロードトリップの思い出はある?

最も思い出深いのは、友人タラ・サブコフとのロードトリップね。タラの両親が古くなった車を彼女に譲ったので、それに乗ってコネティカットからロサンゼルスまでドライブしたわ。その時、私はアカデミー賞にノミネートされていたので、授賞式に間に合うよう私たちは急がなければならなかった。初めて訪れたアメリカ南西部の壮大さと美しさには、言葉を失うほど感動したわ。


サングラスをコーディネートに取り入れている姿をよく見るけれど、新しいペアを選ぶ時にこだわる点は?

私の目は光にとてもセンシティブなので、サングラスは毎日の必需品よ。それに、一度気に入ったらボロボロになるまで使い続けるわ。今回のフォトシュートで着用した、ビジューがあしらわれているサングラスも着用するのを楽しみにしている。陽気な気分にさせてくれるし、どんなコーディネートもお洒落にエレベートしてくれる。


ファッションの軌跡について本を書いたわね。友人に一つファッションアドバイスを与えるとしたら、なんと言う?

友人がコーディネートのアドバイスを求めている時、私はとても正直よ。そして、彼らが最も心地よくいられるスタイルや、セクシーで自信を持てるスタイルを勧めるの。自分自身の強みを理解することも大切ね。どんな形やカラーが一番似合うかを知って、自分のものにすること。あとは、シンプルに抑えることも効果的ね。


20年以上、ワードローブに持ち続けているものはある?それは何?そしてなぜ手放せなかったの?

コネティカットに、ワードローブを膨大に保管しているわ。ほとんどは高校生の時から持ち続けているものよ。時々、デニム、セーター、Tシャツ、そしてブーツなどを掘り出しに行っては、また毎日のワードローブに取り入れるの。イベントで着用したデザイナーズアイテムも探し出しては、ウェディングやパーティーに着ていっているわ。



ジミー チュウの2016年 春夏コレクションは、LAのリラックスした軽やかなスタイルにインスパイアされているの。あなたはLAとNYの両方で暮らしていたけど、スタイルにおける2都市の違いは何?また、あなたはチームLA、それともチームNY?

私は生粋のニューヨーカーよ。今日の時点で、どこよりも長く住んだ場所だから、私にはニューヨーカーとしての血が流れているし、マインドもそう。他のどこかに住むなんて考えられないわ。一方で、LAは仕事をしに行く場所であり、私にとってはビジネスタウンよ。アートやミュージックシーンはいつも盛り上がっているし、とても活気づいているところね。


あなたの飛び抜けたファッションセンスはどこから得たものだと思う?

私のファッションセンスは父から譲り受けたものだと思っている。彼は自分自身がどう見えるかに対して高いプライドを持っていたし、現状に満足することなく立ち向かう性格だったから。年を経るごとに柔らかくなっていったけれど、私にもそういった特性が根底にあるわ。


買い物はどこでする?秘密にしている、宝の山があったら教えて?

ニューヨークには、私のお気に入りスポットが集まった小道があるの。私が愛するブランドや年代のものなら、どこのショップに何があるか全て把握している。ヴィンテージ品をハンティングするためによく足を運ぶけれど、ほとんど中毒なのよ。

ヴィンテージ品を愛することで有名だけれど、ヴィンテージの何が好き?

何度も言うけれど、私はヴィンテージフリークよ。全てが一点ものなので、私だけがそのガーメントを持っているという喜び、そしてハンティングすることの高揚感が起因していると思うわ。



今後、どんなプロジェクトが発表される?

ここ一年は2本の映画に出演し、とても忙しくしていたの。ホイット・スティルマン監督の「Love and Friendship」、そしてナターシャ・リオンと共演した「Antibirth」よ。私が主演しているNetflixのシリーズ、「Bloodline」はセカンド・シーズンを終えたところ。私の監督デビュー作、「Kitty」も撮り終えたところよ。映画祭で公開できることを願っているわ。そして現在は、マイケル・ファスベンダーとの共演作「The Snowman」というスリラーをノルウェーで撮影しているの。この業界で今も活躍できていること、そして興味深い役柄で素晴らしいプロジェクトに参加できることを非常にラッキーだと思っている。

キャリアにおける野望は?

映画を監督する機会がもっと増えたら嬉しいわ。私のショートフィルムを観ることで、観客がこれまでに見たことのない何かを発見し、反応が得られたら最高ね。私は演技をすることがとても好きだし、今後も演技の道を歩み続けたいと思っている。素晴らしいフィルムの素晴らしい役柄を得るため、これからも奮闘し続けるつもりよ。


クロエに関して

“クロエは、ジミー チュウが描く女性のよりエッジーで大胆不敵な部分を反映している。彼女の予測不可能なところ、そして独自性がありクリエイティビティーに溢れた美学がとても好きだわ。私たちのコレクションと彼女のスタイルはとても良くマッチした。このシューティングは、春夏コレクションのスピリットである、焼けつくような太陽、日にさらされて色あせたようなヤシの木陰、パステルカラーの色彩、そしてリラックスしたグラマーを表現したの。肌に陽の光を感じられるほどのね。 ”

- サンドラ・チョイ、クリエイティブ・ディレクター


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