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DAKOTA FANNING STYLES SPRING SUMMER 2017

ダコタ・ファニングといえば、過去17年間に彼女が演じてきた数えきれないほどの役柄が思い浮かぶ。彼女がブレイクするきっかけとなった映画『アイ・アム・サム』の役から、インディペンデント映画『ランナウェイズ』で演じたエッジィな役、そして『トワイライト・サーガ』など大ヒット作での役まで、23歳のファニングは、早くもハリウッドのベテラン俳優だ。でも彼女からすると、まだスタート地点に立ったばかりなのだとか。「まだやってみたい事がたくさんあるの」とJIMMY CHOOの撮影の合間に笑うダコタ。「初めてテレビシリーズに出演することになったのよ。とても楽しみにしているわ。テレビ番組はたくさん見るし、取り組んでいるテーマにとてもインスパイアされているの。長期に渡って、ひとつの役柄を発展させていくことができるなんて素晴らしい機会だわ。舞台もまだ経験がないけれど、絶対にやってみたいことのひとつよ。簡単なことではないと分かっているけれど、その分やりがいも大きいわ」

ダコタから思い浮かぶ別のイメージ、それは美的感覚だ。大胆で実験的なスタイルチョイスは、他の女優とは一線を画している。50年代風のウエストを絞ったボルドーカラーのミディドレスを着ようと、クリスタルをちりばめたフロア丈のドレスを身に纏おうと、彼女の折衷主義的なスタイルには、常にパワフルなアティテュードが存在する。「感覚的だから、ちゃんと説明できるか分からないけれど…。準備をしているときに、こんな風にしようというアイディアが浮かんできて、それをできる限りうまく形にしようとしているわ。私はどちらかというとトラディショナルだけれど、人を驚かすことも好きなの。だからワードローブに、みんなが思わず気に留めてしまうような、普通とはちょっと違うものも加えているわ!」

ダコタが自分のスタイルを明確に指摘できなくとも、今回の撮影以上に彼女を感じさせるものはない。西海岸の穏やかな空気の中を紫陽花の花びらが漂い、湖畔の夏の別荘にはツタがからまり、彼女の妖精のように柔らかでフェミニンなルックが完璧にマッチしていた。生粋のシューズ好きは、先祖代々からの遺伝だとダコタは言う。「ファッションに関する最初の記憶は、マイアミに住んでいる叔母の家に行った時に、彼女のハイヒールを履いて不器用に歩き回ったことね。2歳くらいだったと思うわ。その旅行中ずっと、どこへ行くにもこのハイヒールを履くと言って聞かなかったらしいの!」。また、彼女はJIMMY CHOOの世界観にも慣れ親しんでいる。「JIMMY CHOOはとてもアイコニックなブランドよ。これまでにJIMMY CHOOを履いた回数は数えきれないわ。ステートメントになるし、様々なルックにぴったり合うから。」

その限界を押し広げようとする情熱こそが、ダコタを同世代の中でも最も出演オファーが絶えない女優のひとりにしている理由である。身体的に要求の高い役柄も(そう、昨年の映画『Brimstone』で雪の降る大平原の中をサディスト的な牧師(ガイ・ピアース)に追われようと、『宇宙戦争』でトム・クルーズの娘となり血を吸うエイリアンの侵略から逃れようと)彼女は臆することを知らない。ダコタは間違いなく我慢中毒者である。「身体的チャレンジの有無が役選びに影響を及ぼしたことはないわ。グラマラスな役を演じることだって構わないのよ!身体的に自分を奮い立たせながら演じる役を私はとても楽しんでいるし、アドレナリンが高くなるわ」と彼女は認める。

この撮影でダコタがモデルをつとめた2017年春夏コレクションでは、スタックシューズに強い印象を受けたと言う。「ありとあらゆる種類のヒールが好きなの。特に太いプラットフォームがね。この撮影で気に入ったスタイルは、メタリックパープルとグリーンのコントラストが美しいストラップサンダルね。ストラップがまるで花のつるを描いているようで、つま先の上で花弁が咲き開いたようなデザインなの」。また、シューズやワードローブをどのように管理しているかについてダコタは「どちらかというと整理整頓している方ね、でも告白すると、今のところもっと綺麗にできるかもね…」と告白する。”

当然ながら、ダコタのレッドカーペットでのスタイルは、子役スターから主演女優までに成長するにつれて発展していった。「レッドカーペットの最初の思い出は、映画『アイ・アム・サム』のプレミアね」と彼女は回想する。「あれは私の初めての映画だったし、最初のプレミアだった。キャップスリーブがあしらわれたサテン素材が美しいシャンパンカラーのドレスを着たわ。ギフトボックスを模った可愛らしいバッグを持って。とてもシックで気に入っていたわ。まだどこかにあるんじゃないかしら!」そして最近のお気に入りのルックは、真逆とも言える。それはヴェネツィア映画祭で着た、オパール色のグリッター素材が眩いミュウミュウのドレスだ。「人魚のようなデザインで、まさに私の夢のドレスだった」と彼女は微笑む。「着てみたら魔法にかかったような気分になって、脱ぐのがすごく残念だったわ…。あのような華やかな場であのドレスを着たことは、私にとってとても特別な思い出になった」。大人になってから思い返して恥ずかしくなる過去のスタイルについて、ダコタは次のように言う。「思い返して恥ずかしくなったりはしないわ。どちらかといえば、心温まる懐かしい思い出ね。」

これまでの功績、そしてこれからの抱負について、ダコタは自分自身に対して誠実さを貫き通すことが重要なのだと言う。「これまで、たくさんの才能溢れる素晴らしい人たちと一緒に仕事ができて、私は非常にラッキーだわ。私には間違いなく、協力的なネットワークがあると思っている。私は自分自身を誇りに思えるように、そして私の家族や友人にも誇らしいと思ってもらえるように、人生を生きていくつもりよ。これは人生の基本であり、誰にとっても同じことだと思う。良い人間になること、大切な人間関係を築くこと、そして人生を楽しみ、時を急がないことね」。人生における、傾聴すべき言葉だ。

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