バッグには何も
入っていません
JIMMY CHOOは2021年春夏コレクションでMarine Serreとのコラボレーションを発表しました。自身の名を冠したブランドをパリで立ち上げたMarine Serreの美意識そしてアプローチは、生態系と環境に対する意識や、自身のアスリートとしての経験に基づく先進的でボディコンシャスなスタイルと融合し、世界的な高い評価と影響力を誇っています。コラボレーションコレクションは両ブランドに共通する「スタイルに妥協せず、快適さと体のことを考えた」デザイン理念が際立っています。
FAROの細長いポインテッドトゥや、動きやすくスポーティーなローヒールのシルエットといった特徴が、コレクションのラインナップを物語ります。コレクションはクラシックなワードローブで構成され、100mmヒールのパンプス、 35mmヒールのメリージェーン、65mmヒールのアンクルブーツ/ソックアンクルブーツ、カーフブーツ/ソックカーフブーツ、そしてKATOニーハイフラットブーツ/トレーナーで展開されます。
カラーパレットはシャープで、ブラック、ホワイト、タン、レッドを揃えています。全スタイルにMARINE SERREのライトモチーフ(独: Leitmotiv)である三日月のロゴを採用。進化系とも言えるバイカラーの「ハーフムーン」をリサイクルジャージーに施したものや、アイコニックな三日月をジャージーではなくカーフに全面プリントしたものもあります。ハイパフォーマンススポーツの要素を取り入れたストレッチジャージーをソックスブーツのアッパーに使用。全スタイルでジャージーとカーフレザーにラバーのディテールを組み合わせることで、質感と色合いにコントラストを持たせています。本質的にフェミニンであり、且つダイナミックなコレクションは、ウォーキング、ランニング、サイクリングなどの運動に合わせて設計されています。スポーツウェア、ストリートウェア、そしてハイファッションを融合した、センシュアルなハイブリッドデザインです。ボクシングやマーシャルアーツ仕様のソフトなソールと、柔軟なファブリックを使用したKATOブーツは最もわかりやすいクロスオーバーですが、それ以外の全スタイルにもスポーツの要素が取り入れられています。そしてさらには、私たちの今日の着こなしと生き方が反映されています。
「気鋭の新しい才能に出会うとわくわくするわ。大きく成長してほしいし、力になれることを願っているわ。初めてマリーンに 会ったとき、彼女はJIMMY CHOOが2000年代に発表したブーツを履いていたの。20年も前のシューズを未来に甦らせて、 新しい命を吹き込んでくれたことがうれしかった。彼女の最初のコレクションを見たときから、ファッションに対する独自の視点に魅了されているわ。現実逃避の感覚を、ブランドの揺るぎない本質とともに伝えている。しかも、現代そして未来のニーズをすべて満たす美しさ、女らしさ、機能性を兼ね備えているのよ。マリーンは、彼女独自のユートピアを生み出した。彼女の エートスと 先進的な思考にとてもインスパイアされているし、私たちみんなが学ぶべきものだと思うわ。」 - JIMMY CHOOクリエイティブ・ディレクター、サンドラ・チョイ
「アイコニックなJIMMY CHOOとのコラボレーションは、とてもすばらしい経験だったわ。JIMMY CHOOのヘリテージ、唯一無二のサヴォアフェール、シューズのデザインと製造における長年の実績に触れることができたの。制作に取り組んでいるあいだ、 サンドラとはとても親密なつながりを感じたし、私の視点を完全に理解してくれた。ふたつのブランドのアイデンティティを融合 させて、ハイブリッドなプロダクトへ昇華させるのは、胸が躍る作業だったわ。JIMMY CHOOのフェミニンな美学と、実用性と 快適さを両立した私たちの未来的なアプローチを反映しているのよ。」 – MARINE SERRE創設者&クリエイティブ・ディレクター、マリーン・セルE
スポーツという着想はマリーンの服にもかなりインスピレーションを与えていますよね。マリーン自身が毎日自転車に乗るし、長年テニスもしていたけど、スポーツという要素のどんな点を見ていて、デザインにどんな影響を与えている?
マリーン・セル: 子供のうちに何かに慣れると、以前ほどしていなくても自分の一部として体に染みついてるものってあるじゃない。4歳でスポーツを始めて、それが今でも私の体の動かし方で成り立たせているの。
サンドラ、Jimmy Chooでもスポーツは常に考えていますよね。ハイヒールにも「スニーカーの要素」というアイディアを示していたり。スポーツがあなたのデザイン過程に与える影響とは?
サンドラ・チョイ:スポーツは無視できるものじゃないでしょ。誰しも何かしらスポーツアイテムを身に着けているんじゃないかしら。私は個人的にはパフォーマンススポーツよりライフスタイルに応じたスポーツに興味を駆り立てられるタイプなの。例えば最初にはまったのはコンバースのスニーカー。最もアイコニックでシンプルよね。そもそも、ものすごくシンプルなバスケットボールシューズなわけだから。
このコレクションではスポーツがどのように影響を与えて、どのように表現されていますか?
マリーン・セル: 特にカンフーシューズに強調されているわね。コレクションを発表するためにサシャ・バルビンとライアン・ドゥビアゴと一緒に制作した映画の中で、カンフーのチームにKATOトレーナーを着用してもらったの。彼らはカンフーの達人だし、そのスニーカーは着る人のことをよく考えてデザインされているの。全体のルックスに合うだけではなくて、機能も果たすものにするという意味で、スニーカーに機能性を持たせることが重要だったわ。私にとって一番重要な瞬間は、カンフーアーティストが衣装を試したときに、「気分はいいかしら?大丈夫?しっかりパフォーマンスできそう?」って聞いたのよ。
サンドラ・チョイ: じゃあ、出演者の衣装をセットしながら聞いたのは「履き心地はいい?靴の感触はある?」という意味で、その答えが「ノー」であってほしい。つまり、靴が彼らの一部になっていて感じないほど満足しているってことでしょ。
マリーンは自分の持っているジミー チュウの靴、それも2000年のものについて話してくれましたが、このコレクションのためにJimmy Chooのアーカイブのスタイルの中で特別に着想を得ているものは?
マリーン・セル: コロナの影響でアーカイブには行けなかったの。でも、画像を使ってデザインしたり、スタイルを進化させたりして、ジャージを加えて、新しいカットとヴィンテージのカットを両方取り入れたわ。ソックアンクルブーツはヴィンテージのスタイルから生まれたものよ。